「夜の桃」 石田衣良
ストーリーが思った通りの展開で、正直ざっと飛ばし読みしてしまった。
性描写で、いやらしさより清潔感が漂うのは衣良さんらしいなぁと思った。
大好きな巷説シリーズ第5弾。
今回の主役は小股潜りの又市ではなく、悪友の靄船(もやぶね)の林蔵。舞台は大坂。
人も舞台も変われど、彼らが意趣返しを生業に暗躍していることには変わりなし。
どれも面白く読めたが、「豆狸」がこのシリーズにしては珍しい人情話だったのが、印象深い。
ラストの書き下ろし「野狐」では、ちゃんと又市も登場して大満足!
「思い出鍋 料理人季蔵捕物控」 和田はつ子
シリーズ第10弾。いつも以上にミステリー色が強く面白く読めた。
「池袋ウエストゲートパークⅩ PRIDE」 石田衣良
IWGPシリーズ第10弾。
貴重なエピソードもあり楽しかった。
この刊のあと、少しシリーズは休みに入るらしく寂しい。
次に再び、マコトやタカシに会えるのが既に待ち遠しい。