まぶりなの怠惰な日常

今年もライブに行けますように!

2011年9月の読書記録

 
 
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                     「SRO Ⅲ キラークィーン」 富樫倫太郎
 
 SROシリーズ第3弾。
 
 第2弾はイマイチだったけど、これは面白くて一気読み!
 
 最凶のシリアルキラー、近藤房子がえげつなすぎ!!早く続きが読みたい。
 
 
 
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                       「キャベツ炒めに捧ぐ」 井上荒野
 
 最近読んだ中でいちばんよかった!!
 
 この本大好き!!
 
 ここ家という惣菜屋で働く年配の女性3人の物語。
 
 人生もそろそろベテランの域に達してきた彼女たちだからこその可愛らしさ、健気さ、
 
 そして図太さが素敵だった。
 
 図太さと言っても、彼女達は遠慮がないように見えても、決して人の心にずかずか入り込んだりはしない。
 
 若い子には真似できない、絶妙な間合いを取りながら生きてると思った。
 
 私もこうなりたいと思えるお手本みたいな3人だった。
 
 そして、彼女達が作るお惣菜の美味しそうなことったら!!
 
 揚げたてのあさりフライ食べたいなぁ。
 
 
 
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                           「ゆんでめて」 畠中恵
 
 しゃばけシリーズ第9弾。
 
 今回も面白かった。ゆんでとは、弓手と書き左のこと。めてとは、馬手と書き右のこと。
 
 本来進むべき道と反対に進んだことによって、若だんなの運命が微妙に変わっていく・・・
 
 
 
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                         「ハリセンボンの逆襲」 椎名誠
 
 久しぶりに読むシーナさんのエッセイ。
 
 新宿赤マントシリーズの第13弾。
 
 私みたいな完全インドア派でも、シーナさんのエッセイを読んでいると旅に出たくなる。
 
 相変わらずシーナさんの日常は、裏表の欠片もなく正しく直球勝負で潔い。
 
 
 
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                          対岸の彼女」 角田光代
 
 角田さんの直木賞受賞作。
 
 同い年の女性ふたりの物語。
 
 片やベンチャー企業の社長で、片やその会社に入社してきた主婦。
 
 こう書いてしまうと、お決まりの展開を予想するけど、本書はそんな単純で薄っぺらい話ではなかった。
 
 現在と過去を交互に書くことにより、彼女達の人物像がしっかりリアルに浮かび上って来る。
 
 何度も泣きたくなるポイントが出て来て、家で読んでてよかったと思った。
 
 
 
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                      「夢の櫂こぎ どんぶらこ」 田辺聖子
 
 再読。田辺さんちのぬいぐるみ達にまつわるエッセイ。
 
 各ぬいぐるみに個性と人格(?)があって面白い。
 
 田辺さんとぬいぐるみのやりとりが、親子の関係みたいで考えさせられた。
 
 
 
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                      「鏡をみてはいけません」 田辺聖子
 
 再読。大好きな本。久しぶりに読み返したけど、全く古い感じがしないのが不思議。
 
 なりゆきで子持ちの中年男の律の家に転がり込んだ野百合。
 
 彼女と律の息子の宵太のやりとりが、温かくていい感じ。
 
 義務じゃなくて当たり前のことのように宵太の世話をする野百合。
 
 血の繋がりはなくても、寝食を共にするうちに自然に生まれた絆。
 
 美味しいものを一緒に食べ、一緒にいっぱい笑う。
 
 単純だけど毎日きちんと紡いでいくのが愛情だなって思った。
 
 
 
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                           「小袖日記」 柴田よしき  
 
 現代から平安時代にタイムスリップした主人公が、紫式部付きの女官となって、
 
 源氏物語のネタ探しに奔走する物語。
 
 源氏物語のネタ探しをする過程で遭遇する謎を解明するというミステリーの楽しみもあって面白かった。
 
 ミステリーとしてだけでなく、時代は違っても人の温かさは変わらないということも書かれてて
 
 読後感もよかった。
 
 
 
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                        「彼女のこんだて帖」 角田光代
 
 1回目のごはん、2回目のごはん・・・と物語が進んでいき、前の話にちらっと出てきた人が
 
 次の話では、主人公にと言う風に連鎖していくのが面白かった。
 
 巻末に、物語に出てきた料理のレシピが写真付きで載ってるのも嬉しい。
 
 
 
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                          「薄闇シルエット」 角田光代
 
 30代後半独身、古着屋経営のハナが主人公の長編。
 
 仕事、恋愛、結婚、どれも軌道に乗りそうで横道に逸れていくハナ。
 
 周りを見渡して、自分は何も持っていないと感じる喪失感。
 
 一見どんよりしそうなストーリーだけど、角田さんの文章は軽快で楽しく読めた。
 
 ラストにハナは、何も持ってないってことは、これから何でも掴めるってことだと気付く。
 
 そして、間違えたらいつでも手放せばいいってことも。