「映画監督」城ホール弾き語りバージョンが流れた後からです。
吉 すごいですね。弾き語りですか?これ全編?
斉 そうなんですよね。
吉 大阪城ホールで?
斉 そうそうそう。
吉 こんなの昔からやってました?
斉 たまに。4,5年まえに武道館でも1回やって。その、12月に十二月ってタイトルで弾き語りをやるっていうのを 不定期でやっていて。
吉 ひとりでですか?
斉 ひとりで。元々あの・・・デビュー前とかがひとりでやってたんで。それをたまにはやろうかなっていう。
吉 尊敬するな~。
斉 いやいやいや。
吉 弾き語り。
斉 吉井くん、弾き語りは?
吉 出来ないんですよ。
斉 本当?
吉 間違えちゃうんですよ。
斉 オレも散々間違えるけど。
吉 ポジションが変わらない弾き語りは出来るんですよ。
こう、ちょっと動かなきゃいけないコードになっちゃうとダメですね。
斉 でも・・・コードは動くでしょ。
(ふたりひとしきり笑う)
斉 えー、でも弾きながらやってるじゃないですか。
吉 みんなでやれば怖くないんですが、ひとりだとね~。
斉 逆にオレはその・・・ハンドマイクで歌えないんですよ。ギターがないと。
吉 (笑)どうして~?
斉 歌い始めたときに、ギター弾いて歌うっていうのが自分の中でセットだったんで。
ギター取られちゃうとね~、パンツ下ろされたみたいな感じにね・・・
吉 なんですぐそういうとこに持ってくの!(やや慌ててた)
斉 いやいやいや。だって本当にそうなんだもん。
吉 じゃぁ、なんか40代からハンドマイクでやる曲も増やしていくみたいな。
斉 いや~、結構恥ずかしいんだよね~。どうしていいか手持ち無沙汰で怖くなっちゃって。無理すね。
吉 40代になって、自分の中で開花させたいつぼみ!今回のテーマなんですけど。
なんかありますか?ハンドマイクでもいいですけど。
斉 う~ん。(なんもなさそう)
吉 海のない栃木で育ったからサーフィンにチャレンジしたいとか?(ちょっとイヤミ?)
斉 う~ん。(まだなんも出てこなさそう)
吉 実は、女装願望があるのでこの春やってみたいとか?(絶対ないだろうと思って言った感じ)
斉 女装はね~、結構、高校のときにやってました。(さらりと)
吉 どこで!!
斉 うちとか。
吉 ひとりで!?
斉 姉と妹が居て、セーラー服をちょっと着させてもらって、親父の前でヒラ~ンとかして
バカ!って言われたり。う~ん。そんなに特にないですけど、でもさすがに最近、
もうちょっと身体を鍛えた方がいいのかなと。
吉 いいんじゃないですか?その体型で。
斉 なんか。そのあの・・・
吉 どっか痛いですか?
斉 痛いです。ライブとかやったら次の次の日に筋肉痛になる・・・
吉 遅れてくる?
斉 (吉井くんは)なんかやってそうだよね?
吉 やってたんですけど止めました。
斉 ジムとかちゃんと行って?
吉 はい。
斉 オレも一時、プールとかすごいはまったときがあったんだけど。
自己流でやってたら逆に腰を悪くして。
吉 腰ね~。
斉 ははは。やめない?こんな話。じじくさい。
吉 身体を鍛えたい?
斉 激しいんじゃなくて、楽に。持久力だけ付きそうななにか。
吉 ウォーキングとか?
斉 ウォーキングね。
吉 和義さんのウォーキングあんまり見たくないですけどね。腕振って歩いてるみたいな。
斉 あー、でもたまにサウナスーツとか着て、なんだっけ?デューク更家?(吉井さんが笑うので)古いか?
吉 モナコに住んでらっしゃる方ね。
斉 その人のポーズとかで、それで歩いたりはたまにしますけど。
吉 じゃあ、本職の音楽的にチャレンジしたいことってありますか?
斉 なんですかね?
吉 もっと人にじゃんじゃん曲書くとかどうですか?
斉 あ~、そうすね~。話があって面白そうなら全然いいんですけどね。
吉 男性、女性、どっちかだったらどっちがいいですか?提供するの。
斉 どっちでもいいですけど。ああいうのやってみたいけどな。
モデルちゃんみたいな女子と二人で組む、すごいイチャイチャしてる、あの二人やってるんだろうな~って
思われるようなパンクユニットね。
吉 (ケラケラ笑ってる)パンクね。
斉 そういうのがやりたいっすね。そういうのやらないの?
吉 そういうのね~。やりたいんだけど見え見えじゃないですか。
言われるし色々。ファンの人にそんなことやると。
斉 でもほら、言われるのも楽しそうじゃないですか。なにをチャラチャラしてやがるんだっていう。
吉 いいこと言いますね~。さ、そんな斉藤和義さんをお迎えして来ましたが、
最後にリアルな今後の予定などを教えて欲しいんですけども。
斉 えーっとですね、4月の21日にニューシングル「ずっと好きだった」をリリースします。
吉 「ずっと好きだった」?あ!オレ訊きたかったんだ!40になると使えない単語が僕は出てきたんですよ。
歌詞の中で。例えばキスとか。平気ですか?
斉 キス?キスは大丈夫ですね。
吉 使います?
斉 うん。キスがダメになった?
吉 なってきた。恥ずかしくなってきた。
斉 恥ずかしいの?あ、ほんと。へ~。逆に恥ずかしいことがより快感になってきましたね。
吉 恥ずかしくなった瞬間はあったんですか?
斉 昔の方があんまりそういうの使わなかったですね。
吉 あー、本当ですか?
斉 なんかその・・・ほら、洋モノと和モノの違いみたいな。
吉 なんだそれ?
斉 洋モノだと、スポーツ見るように見れるでしょ?
吉 恋愛がね。
斉 ううん。ビデオがね。
吉 (大ウケ)
斉 で、そのほら、日本のヤツだと自分もこうなのかとちょっと恥ずかしくて。
昔は洋モノ派だったんです。ここ4,5年はね、日本モノの方が好き。(完全に本題からずれてます)
吉 邦楽の方が好きってことですか?(まだ立て直そうと頑張る吉井さん)
斉 邦楽の・・・ビデオの方が好きってことですね。(意地でもゆずらないせっちゃん)
それに近いかも知れないですね。
吉 じゃ・・・もうちょっと我慢して使ってみようかな。
お送りしました。ありがとうございました。(なんとかまとめた!吉井さん偉い!!)
このあと「Summer Days」城ホール弾き語りバージョンを流して終了でした。
対談の印象は、自由奔放に喋るせっちゃんにハラハラしつつ、
一生懸命にDJをこなそうとする健気な吉井さんといった感じでした。
対談のときのツーショットです。180超えがふたり揃うの珍しいです~。
両方デカイのでデカさが伝わらず・・・