まぶりなの怠惰な日常

純ちゃん、お誕生日おめでとうございます💕

景山民夫さんのこと

 昨日、何気に本棚の整理をしていたら、久しぶりに景山民夫さんの本に目が行きました。
私は、景山さんのファンだったので、本棚に景山さんのコーナーも作っていたのですが、最近は、あまり読む機会がなかったのです。

パラパラとページをめくると、景山さん特有の遠慮しない気持ちいい物言いに、思わずニヤッとしてしまいました。

小説も、もちろん好きですが、エッセイも大好き。

「だから何なんだ」の中で、「この歌詞のどこがいけないというんだ」というタイトルで、RCサクセションの「ラヴ・ミー・テンダー」が発売中止になったエピソードを取り上げ痛烈に、言論の自由に対する規制を批判しています。
忌野清志郎作の全歌詞を載せ、読者に自ら判断を促しています。
今、景山さんみたいに、自分の考えをはっきり言葉にする人ってあまり、見掛けません・・・。


小説では、「ティンカーベル・メモリー」や「時のエリュシオン」の輪廻を題材にしたものが、秀逸です。「時のエリュシオン」は、素晴らしいんだけど、最後が幸福の科学に通じ過ぎてて、少し残念ですが・・・。

景山さんの著書は、たくさん読みましたが、未だ読みたくて探している本もあります。
ホワイトハウス」という、ホラー小説もとても読みたい一冊です。
「サラマンダー」も探しています。

年月を経ても、本を開くと景山ワールドに引き込まれていきます。
ありきたりだけど、本の中では、景山さんは生きてるんだなぁと思いました。