母親が見舞われた不幸な出来事によって、この世に生まれてきた弟、春(はる)。
主人公の男性、泉水(いずみ)を取り巻く複雑な家庭環境。
でもそこは、伊坂さん。
全然、湿っぽくは書かれていなくてむしろドライ。
遺伝子は絶対に逃げられない鎖なのか?という問いかけに
ラストは、小気味いい回答を貰った気がしました。
でも・・・このストーリーを後味よく感じていいのかが
考えものなんですが・・・うーん。
ちなみに映画化決定で来春公開みたい。
キャストがぴったりで唸りました~。