まぶりなの怠惰な日常

今年もライブに行けますように!

「光の帝国~常野物語~」 恩田陸

 
 不思議な能力を持つ常野一族をめぐる連作短編集です。

 

 不老不死、未来を予言する力、遠く離れた場所の出来事を知る力、膨大な書物・はたまた人間の一生

 までも記憶の引き出しにしまえる力・・・などの人並みはずれた能力を持っているにも拘らず常野の

 人々は、権力を欲しがらず、群れず、常に穏やかに暮らしています。

 優れた能力よりも彼らの清い志に強く惹かれました。

 
 表題作の「光の帝国」が中でも一番印象深いです。イメージ 1

 能力を誇示せず、ひっそりと暮らしている彼らを

 戦争の道具に利用しようと企む軍部。

 あまりに悲しい結末ですが、なぜか清々しい余韻を残します。

 その余韻が正しいのは、最終話「国道を降りて」で証明されています。


 さ!いよいよ次は「蒲公英草紙」を読みます!