和田唱with仲井戸“CHABO”麗市
CHABOの恩返しin大阪
2011.9.18(日)umeda AKASO
3月に行なわれたチャボの還暦のアニバーサリーイベントの出演者に対して、チャボが恩返しをするという
名目で対バンが実現したライブシリーズ。
この日の整理番号は、B4でした。もちろんAから入場なので、のんびり会場に向かったら、思いのほか
Aが少なく、すぐに入場となりました。
ステージ近くの席は、丸テーブルを囲むように配置されてて、その後ろの一段高い位置から普通に
椅子が列に並べてあり、その最前列のセンターど真ん中に着席しました。
近い・・・近すぎる・・・(^^; チャボはそんなに客席を見る人ではないからいいとして、唱くんだよ。
あの人、結構、客席ガン見するからな。
開演時間になり、まずはチャボがふら~っと登場してご挨拶。
その後、唱くんを呼び込みチェンジ。
タイトなグレー系のスーツを着た唱くんは、一見リラックスした表情だったけど、きっと緊張してたんだろうな。
まずは、洋楽カバー3曲続けて聴かせ、「今のは、オリジナルです。」なんて、うそぶいてみたり~
続いてネオン これは、初聴きだなって思ってたら、フミヤに提供した曲なんですね。
すごく優しい印象の曲でした。
シラフの月を挟み、イントロで歓声が上がったRaspberry 唱くん嬉しそうに客席を見てました。
普段からトライセラは3ピースなので、メロディーラインは唱くんのギターだけだからか、
弾き語りになってもどの曲もすごくしっかり伝わってきました。
そして何より、唱くんのギターの音色の丁寧で美しいこと。
Raspberryのサビは、この日も大合唱だったんですが、唱くんは「チャボさんのファンも一緒に!」って
煽ってましたね。
チャボと初めて、福岡のラジオ局ですれ違ったエピソードを嬉しそうに話してました。
全くの初対面だったから、声を掛けるのもためらわれて、とりあえず会釈したって。
会釈の再現するのが可愛かったなぁ。
そのとき、チャボが言ってくれた
「オレ、君の作る曲好きだよ。」
の言葉が、どんなチャートや売り上げよりも、 ずっとずっと嬉しかったって。
これについては後で登場したチャボが補足してたけど、チャボは本当に人見知りで初対面の人は
苦手なんだけど、このときは唱くんに自分の思いを伝えなくては!と珍しく自分から声を掛けたって。
いい話だなぁ~。
さて、曲に戻り、リスペクトアルバムでもカバーしてたポスターカラーを聴かせてくれました。
これをカバーした理由は、曲の中に出てくる風景が、自分も東京生まれなので懐かしく
郷愁を感じたからだって言ってました。
あのねBabyで盛り上げ、続いてJEWEL 大好きー!!座って聴くのがもどかしいぐらい。
ラストは、また洋楽カバーで締めて終了。
バンドでアコースティックコーナーは観たことあったんですが、唱くんの弾き語りで何曲もというのは
初めてでした。
決してみくびっていた訳ではないのですが、唱くんやるなぁ~っていうのが正直な感想。
堂々としてて本当かっこよかったです~。
さて、あまり間を置かずチャボにチェンジ!
こちらは言わずもがなの自然体。洋楽カバーをさらっと聴かせ、続いてムーンライト・ドライブ
これ久しぶり!この曲に入る前にチャボは、
「トライセラは、ファンキーで身体が動く感じだろうけど、オレの曲は重いよ~。絶対踊れない!」
なんて言っちゃうしww 確かに踊れません。でも身体の中に響いてくる感じがたまりません。
9月になったのにや、チャボのお父様作の俳句にチャボが詞を足したスケッチ89’夏、
インストの9月の素描そして、エルトン・ジョンのYour Songに日本語詞をつけたカバーなど。
そしてなんと!トライセラのカバーまで!!曲はNEW WORLDでしたが、歌う前にチャボは
「メロディーが違うなとか思ったら、チャボさん、アレンジしてるんだなって思ってくれー。」ですと。
そんなふうに言ってたけど、これがかっこよくて!!しかもしっかりチャボテイストに仕上がってました。
そういえば、チャボはしきりに、「あいつの動きはかっこいいなぁ~」って感心してましたね。
唱くんの真似してターンするチャボww
更に「今日は、オレの歌やギターはどうでもいいから、オレの動きを見てくれ!」なんて言ってたし。
奥様のおおくぼひさこさんが、東京公演を観に来られてその夜、「和田くん、かっこいいー!!」
ばっかり言うからチャボは、「オレはどうなんだ?」って思ったって。素敵なご夫婦だわ。
アンコールは、まずチャボが登場し唱くんを呼び込みました。
唱くんは、開口一番「チャボさん、今のライブすっごくよかったです!!」と感激を伝えてました。
1曲目は、ふたりで即興のブルース合戦。これがかっこいい~
即興なので歌詞は特になく、チャボは「和田!」だの「唱!」だの言ってるし、唱くんも「チャボ!」ぐらい。
でもギターの応酬が最高にかっこよかったです。
チャボのこの日の名言!「ギターがあれば年の差なんて」を実証してましたね~
続いて、唱くんボーカルでビートルズのカバー チャボのボーカルで洋楽カバー
ふたりで交互に歌ったのはギブソン 唱くんの声ではちょっとこれは、しっくり来ない感じもしたなぁ。
優しいメロディーのこの曲、ライブで聴くのは3年ぶりかな。
客席も一緒にコーラス参加しました。
すべての演奏が終わり、満場一致のスタンディングオベーション!!
がっちりハグを交わすチャボと唱くん。
みっちり3時間の濃くて、それでいて温かいライブでした。