「竜の涙 ばんざい屋の夜」 柴田よしき
小料理屋ばんざい屋を舞台にした「ふたたびの虹」の第2弾。
前作が、ミステリーだったのに対し本作は、女将を聞き役にした人情話になってた。
女将の作る京都のおばんざいは、相変わらずとても美味しそうだった。
「人生劇場」 三浦しをん
「悶絶スパイラル」ですっかり三浦さんのエッセイが好きになった。
本作も単純に面白かった!
うーん。不思議な話だった・・・
決して面白くなかったわけではないけど、ちょっと消化不良。
特殊な能力を持つ兄、彼が主役と思って読んでたら、志半ばで死んでしまうし。
その遺志を弟が継ぐのかと思いきや、まだ準備段階で直接は行動に出ないし・・・
本作でも、群集心理や国家レベルの陰謀について書かれてるのが、後に「ゴールデンスランバー」にも
繋がっているのかなと思った。
弟の彼女の台詞で「消灯ですよー。」が可愛くて好き。