この本は長編ですが、二年前と現在の出来事が交互に書かれています。
二年前の話の主人公は、私(琴美)、現在の主人公は僕(椎名)。
両方の話に共通して登場する河崎。
一見、過去と現在は何の繋がりもないように見え、
実は、巧妙に繋がっていた・・・
お見事!と言いたくなる小説ならではのトリック。
これは、映像化は無理でしょう!と思ってたら・・・
すでに映画化されてました~。私、疎すぎ。
引き込まれるように読みましたが、ただ・・・動物虐待のシーンだけ読むのが辛かったです。
実際に、こういう悪意が存在することは頭ではわかっていますが、それでも辛かったです。
結局、この本のテーマは何だったんだろう。
因果応報?
ストーリー全体は、切ないのですがそれでも後味がいいので救われると思いました。