まぶりなの怠惰な日常

せっちゃん、30周年おめでとう💕

「アヒルと鴨のコインロッカー」 伊坂幸太郎

 この本は長編ですが、二年前と現在の出来事が交互に書かれています。

 二年前の話の主人公は、私(琴美)、現在の主人公は僕(椎名)。

 両方の話に共通して登場する河崎。イメージ 1



 一見、過去と現在は何の繋がりもないように見え、

 実は、巧妙に繋がっていた・・・

 お見事!と言いたくなる小説ならではのトリック。

 これは、映像化は無理でしょう!と思ってたら・・・

 すでに映画化されてました~。私、疎すぎ。



 引き込まれるように読みましたが、ただ・・・動物虐待のシーンだけ読むのが辛かったです。

 実際に、こういう悪意が存在することは頭ではわかっていますが、それでも辛かったです。



 結局、この本のテーマは何だったんだろう。

 因果応報?

 ストーリー全体は、切ないのですがそれでも後味がいいので救われると思いました。