買ってずっと放置してたのをやっと読みました。
主人公の「僕」は、他人の心の波長と自らの波長をシンクロさせることの出来る才能の持ち主。
その力によって、他人の心の奥深く入り込み、凝り固まった感情を解放してやることが出来ます。
でも、それは必ずしも相手を救うとは限らない危険な力・・・・
題材は興味深いし、文章もよどみなく読める心地よい感じだけど、読後になんだかスッキリしない物語
でした。
主人公がクールで、あまり感情をあらわにしない人物なので、感情移入しにくかったからかも知れません。
引き込まれるように読んだ割には、不完全燃焼。