金城一紀の書き下ろしの最新作です。
帯には・・・
タイトルからわかるように映画をモチーフにした物語で、収録されてる5編全てに映画の題名が
付けられています。
「太陽がいっぱい」「ドラゴン怒りの鉄拳」etc.
そして、1遍ずつ独立した物語で連作という訳ではないのですが、少しずつ登場人物がリンクしてる
ところも面白かったです。
私が思う金城一紀の小説の魅力は、読後の後味が爽やかなところです。
今回も、あたたかい気持ちになれました。(ただ1編を除いて)
まっすぐで、可笑しくて、優しくて・・・ちょっと悲しい。
そんな小説でした。