オーケンのエッセイです。
帯には、「遊び尽くした30代。ロックとのほほん炸裂エッセイ。」と書かれています。
そのコピーどおり、当時30代半ばのオーケンが独身生活を謳歌している様子が、面白おかしく
でも時に、(図らずしも)かっこよく語られています。
最近、本を読んでこんなに笑ったことなかったです。それほど、笑いました。
中でも、「火を噴く踊り子」という一編では、オーケンが温泉街のストリップ劇場で目撃した
ボブ・サップにキダ・タローのかつらを被せた様な踊り子さんの話が紹介されてて爆笑しました。
家で、読んでて本当によかったです・・・。
このように、基本は笑えるエッセイですが、時に「6時から7時まで」という一編では、
「バンドマンのみが共有することのできる緊張と興奮の時間。いい仕事を選んだ。」
と書かれてたり・・・。別の一編では、
「一生遊んで暮らしたいと願ってる読者の皆さんは、実際遊んで生きている男達のライブを
是非、観に来てください。生きる活力を与えます。」
と、かっこいい!!一面もあったり。
トホホなエピソードと、バンドマンのかっこよさのギャップがいい感じでした。
久々にオーケンのエッセイにハマってしまい、他の未読の作品も続けて読んでみようと思っています。