まぶりなの怠惰な日常

純ちゃん、お誕生日おめでとうございます💕

笑える本

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 本を読むという行為は、本来とても静かな行為ですが、時としてあまりに面白く声を出して、笑って

 しまうことはありませんか?

 今回は、私が今まで読んだ中で、「クスッ」とあるいは「わはは」と声を上げて笑った本を紹介したい

 と思います。

 「宇宙衛生博覧曾」筒井康隆
  
 これは、狂気と毒気に満ちた笑いがいっぱいの短編集です。中でも、私の笑いのツボにヒットしたのは
 「最悪の接触(ワースト・コンタクト)」という一編です。
 ストーリーは、地球人がマグマグ人という異星人と初めて接触する際に、試験的に代表者2名を共同生
 活させてみるといった話です。
 もうねー、このマグマグ人のキャラが最高なんです。常識で立ち向かうと、足元すくわれます。

 「イン・ザ・プール奥田英朗

 トンデモ精神科医の伊良部シリーズの第1作めです。
 このシリーズは、「空中ブランコ」「町長選挙」と続きます。
 精神科医でありながら、自分が一番変人の伊良部が主人公の連作集です。
 読んでるうちに、伊良部に愛着が湧いてくるのが不思議・・・。

 「ZOO」乙一
 
 この短編集は、切ない話ありスプラッターありで、笑える話ばかりでは、ないです。
 この中の「カザリとヨーコ」には、かなり笑いましたが。
 一卵性の双子でありながら、カザリは母に愛され、ヨーコは母から疎まれ虐待されているといった一見
 救いようのない話ですが、じめじめとした感じとは無縁で、むしろ苛められてるヨーコの姑息さ、
 恥も外聞もない所、それゆえのたくましさが、私にはとても笑えました。
 同じく、この本の中の「血液を探せ!」は、作者が読者を笑わせようと意図した時点で失敗に終わって
 る気がして、クスッとも笑えませんでした・・・。

 エッセイでは・・・

 「ホメるが勝ち!」酒井順子

 タイトルでわかるように、あらゆるシチュエーションにおいて、相手を褒めることによって、その場を
 切り抜ける方法が書かれています。
 例えば、レストランで人にご馳走してもらったものの、料理がイマイチ美味しくなかった時の切り抜け
 方とか、なるほど!と納得しつつ笑えます。

 「スバラ式世界」原田宗典

 作者本人であるハラダくんの、小心者さや、自意識過剰ぶりが面白いです。初めて読んだときは、
 こんなに笑ったの久しぶりーと言う程、笑いました。


 あくまで個人的な感想ですので、いざ、読んでみて「笑えないよー。」ってなっても許して下さいね。
 次回は、「泣ける本」とか「怖い本」とか紹介してみたいです。