深夜に、「バタフライ・エフェクト」という映画を、テレビで観ました。
実は、途中からだったんですが、引き込まれました。あらすじは、過去へ遡り歴史に干渉できる能力に
目覚めた主人公の青年が、愛する女性を救おうと奔走するサスペンスです。
ここだけ聞くと、「トゥルー・コーリング」と共通しますが、トゥルーが自分の意思では、時を遡れな
いのに対して、この主人公は、自分の意のままに(自分の日記さえあれば)過去に遡れるのです。
でも、能力を駆使して何度も何度も、過去へ遡っても、その都度、思いもよらぬハプニングに、見舞わ
れて、彼女を最悪の運命から、救えなかったり、自分が殺人で刑務所に入ったりと不幸の連続です。
そして、最終的に、彼は、気づいてしまいます。
どうすれば、彼女が幸せになれるのかということに・・・・。
自分と出会いさえしなければ・・・。
そして、彼は決断するのです。自分という存在を無きものにしようと。
今、まさに出産しようとしている母の胎内に遡り、胎児である自分の命を自分で消し去るのです。
彼が、存在しなかったことにより、彼女の運命が大きく動き出します。
彼女の人生がフラッシュバックされ、最後にウェディングドレスで最高の笑みを、浮かべる彼女。
切なすぎる結末。